腋はサル類においてはむしろ毛の薄いところである。サル類の母親は子どもを腹側にしがみつかせて移動するが、その際の掴みやすい所として腋毛が進化したという説が出されたことがあったが、上記のように事実に反するためほとんど顧みられていない。性成熟に連れて発達することからも、むしろ陰毛などと共に匂いを保持するなど性的な意味があるという説もある。
現代では、西洋社会を中心に、多くの女性が
化粧同様定期的に腋毛を剃るのが習慣となっている。それまでは、女性が
頭髪、
眉毛、
睫を除くほぼ全身の
体毛を剃っていた
ローマ帝国時代を除き、長年にわたり腋毛を剃る習慣がなかったものの、
1915年に
アメリカの女性向け
ファッション誌"Harper's Bazaar"に掲載された広告に記載された、"Summer Dress and Modern Dancing combine to make necessary the removal of objectionable hair"(サマードレスとモダンダンスには、好ましくない毛の除去が必要)という一文が火付け役になり、その後安全カミソリの発明とともに、腋毛の剃毛が一般化していったとされている。まずはアメリカ、
カナダで一般化し、
第2次世界大戦後
西ヨーロッパに普及
[ただし、開戦前後のナチス制作による、ゲルマン民族の健全性をうたったプロパガンダ映画の映像では、登場する女性たちの腋下にはすでに毛が無く、剃毛処理されているのが見てとれる。その事をもって直ちに腋毛の処理が当時の西ヨーロッパ全体に普及していた習慣であったとまでは言えないが、腋毛が隠されるべきもの、あるいは処理されるべきものとの考え方が、すでにあった事の一例とする事はできよう。]、
1990年代の
冷戦崩壊後、旧
東ヨーロッパにも普及した。